ドライノーズにオロナインH軟膏は効果があるのか

塗る方法

ドライノーズにオロナインH軟膏を塗る、という民間療法的なやり方があります。皮膚炎には何でもオロナインを塗れば治る!というほど知名度がありますが、ドライノーズに効果があるのか検証してみました。

オロナインの成分

オロナインH軟膏の成分が何なのか調べてみました。

含まれている成分 効果
クロルヘキシジングルコン酸塩 殺菌作用
ラウロマクロゴール 乳化材(クリーム状にする)
ポリソルベート80 乳化材(クリーム状にする)
硫酸Al/K 血を止める作用
マクロゴール 界面活性剤(クリーム状にする)
グリセリン 保湿効果
オリブ油 液体の成分を個体にする
ステアリルアルコール 保湿効果
サラシミツロウ 保湿効果
ワセリン 保湿効果
自己乳化型ステアリン酸グリセリル 界面活性剤(クリーム状にする)
香料、精製水 成分を安定させる

保湿成分はドライノーズに効果がありそう

まとめると殺菌作用がある保湿クリームだということが分かります。ドライノーズに効果的な治療法は保湿なので、基材であるワセリンやミツロウ、オリーブ油、グリセリンは効果がありそうです。

オロナインがドライノーズに効くという口コミ

鼻の中の傷、カサブタがあるならオロナインが効くという書き込みが結構ありました。特に乾燥して裂け目が出来るタイプのドライノーズに効果があるようです。

オロナインは何にでも効果がある、という万能薬イメージが強いせいなのか、ドライノーズに効果があるという根強い人気がありました。

オロナインの効果

オロナインを使ってドライノーズが治った人もいるようですが、症状や体質など個人差が大きいような気がするので自分でやる場合は注意してください。

  • 1日や2日ですぐにドライノーズが良くなった
  • ヌルヌルしているので他の市販薬よりは効果が長持ちする
  • 鼻の中の傷にはオロナインが効く
  • 鼻血が出ている場合もオロナインが効く

オロナインは長年のファンがたくさんいて、「とりあえずオロナイン」的な信奉者である可能性も捨てきれません。確かに使いやすい薬ですが、アナフィラキシーショックには注意してください。

オロナインの良くないところ

オロナインを使った人の話によると傷がすぐに良くなったという話のほかにも色んな話が出てきました。

  • オロナイン臭がキツイ
  • 鼻の中の傷にも普通に使っている
  • 塗った翌日には良くなっている
  • 他の薬を塗るよりはオロナインの方が良い
  • 鼻血が出ているなら止血効果があるオロナインが良い

オロナインを使っている人は特に問題やトラブルもなく使っているようです。

オロナインはアナフィラキシーショックを起こすかも

オロナインが効果がある、という話と一緒にオロナインを使うと重篤なアレルギーを引き起こすという話が出てきました。オロナインの成分のクロルヘキシジングルコン酸塩というものがアナフィラキシーショックを起こすことがあるようです。

今までにクロルヘキシジングルコン酸塩でアレルギー反応を起こしたことが無いなら大丈夫らしいですが、アレルギーというのは突然発症することもあるので余り長く使い続けるとリスクが高くなります。

オロナインでドライノーズを治すのはどうなのか

オロナインの成分から考えて、切り傷に特化した効能があるのでドライノーズが原因で鼻の中が切れた場合などはオロナインが効くかもしれません。けれどアナフィラキシーショックを起こす(死亡例もある)こともあるようなので、使った場合は体調の変化に注意したほうが良さそうです。

そもそもアレルギー体質の人はオロナインを使うよりは刺激の少ない予防薬を使ったり、医師の管理下で処方薬を使った方が良いと思います。

アナフィラキシーショックは鼻粘膜だけじゃなく、全身の使用で起きる

鼻粘膜に使うからオロナインのような昔からある薬でアナフィラキシーショックが起きるのかと思いましたが、普通に肌荒れ、切り傷に使っていてアナフィラキシーショックが起きているようです。

つまり、オロナインを使う以上はアナフィラキシーショックが起きるかもしれない、という前提で使わないといけないようです。まさかオロナインで死ぬようなアレルギーが起こるとは思っていなかったので、薬を使う場合は気を付けないといけないと改めて思いました。

オロナインは鼻周りの荒れに使うのが良い

なんだかんだ言っても、オロナインは昔から使われているくらい人気の塗り薬です。

オロナインH軟膏のレビューを見てみる
by カエレバ

たしかに汎用性があって肌荒れ全般に効果があるような気がします。私のおすすめの使い方はドライノーズが原因で鼻の入り口が荒れてしまったり、鼻のかみ過ぎで鼻の頭の皮がむけてしまったときなんかに使うのが一番良いと思います。

コメント

error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました